Q&A-No.9_OEM契約における受託者による個別契約締結の拒絶とその対応策

Q.
継続的に発注、製造及び供給を繰り返すOEM契約において、受託者により一方的に個別契約締結を拒絶されると、委託者にとっての不利益は大きいものといえます。そこで、委託者として、受託者による一方的な個別契約の拒絶に対し、何か対抗できる方法はありますか?



A.
OEM契約における受託者による一方的な個別契約の拒絶に対し、委託者としては、OEM契約で(1)委託者にOEM契約で規定された条項に反する行為があったとき、又は(2)受託者の責めによらない事由により製造できないときを除き、受託者は、委託者からの個別契約の申し込みに対し、拒絶できない旨の条項を定めることが考えられます。